埼玉県狭山市
飛鳥建築の事務所を改装いたしました。
「あっ!事務所綺麗にしよ!」と親方が突如始めた事務所改装工事に、若い職人たちは驚いていましたが、勢いがないと出来ない工事です!
急に始まったので下職さんにも無理言ってお願いしました。皆さん忙しい中、快く予定をつけて頂きまして、ようやく形になりました。ご協力ありがとうございました。
床が数段上がる空間の変化は、視覚のみならず心理面への影響を与えます。構造上、作業場を通って事務所に入るので、空間の違いや、休憩所として気持ちの切り替えが出来るよう工夫しました。
入ってすぐに造り付けのキーボックスを配置しました。管理しやすく、見た目もすっきりしました。
壁は全て塗装仕上げ。塗装は日塗工色見本を参考に調整してもらい、絶妙なグレーの色を作ってもらいました。試し塗りしながら、職人さんと打合せして自分のイメージを形にすることが大切だと思います。
床は土間にしました。左官屋さんに、色をブレンドしてもらい、柔らかい印象になるよう心掛けました。
もともと窓のあった壁面には、収納と埋め込みのモニターを設置しました。モニターで資料を見ながらの打合せができるようになりました。
大容量の本棚。カタログや資料がすっきりと収納できるようになりました。
憧れのFUTAGAMIのペンダントランプ。暖かみのある古美な金属の表情があります。お部屋のアクセントにおススメです。使い込むと経年変化により、味わい・色味が深まり、真鍮鋳肌と同じように深い色に落ちつきます。
近年注目を集めている左官材モールテックスを下職さんにお願いしました。気になっていたのですが、なかなか機会に恵まれなかった為、今回が初めてのモールテックスのキッチンです。とても綺麗な仕上がりで、防水性もあり、今のところシミなども出来ていません。定期的にオイルやニスを塗り直すことで美しさを保てるそうです。
こちらは、飛鳥建築の若い職人が作ったテーブルです。桜の木で作りました。ある程度、強度を保つため厚みは必要ですが、テーブルラインがシャープに見えるよう加工してあります。今回、脚はKANADEMONOの鉄脚を使用しました。飛鳥建築では、オーダーで造作家具を作ったり、お施主様支給の材料を加工して家具を作ることが出来ますので、ぜひお気軽にご相談ください。
天板に大きな節があった為、穴埋めや割れを防ぐためのちぎり(千切り)加工をしました。普通は蝶々型なのですが、大工の遊び心から色々な形のものがあるのをご存知でしょうか?今回は瓢箪(ひょうたん)型です。粋な天板になりましたね。惚れ惚れする、お気に入りのテーブルになりました!